12月に入り、年末に向けて慌ただしさが増してくる時期ですね。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と、頭の中のToDoリストが長くなると、それだけで心が焦り、疲れてしまいます。
年末の心の平穏を保つために、まずはこの長すぎる**『ToDoリスト』のデトックス(整理)**から始めましょう。リストを整理することは、頭の中のざわつきを手放し、本当に大切なことに集中するための「心の整理術」です。
今回は、焦りを手放し、穏やかな年末を迎えるためのToDoリスト整理レシピをご紹介します。
レシピ1:『全てを書き出す』心の棚卸し
ToDoリストの整理は、まず「すべてを外に出す」ことから始まります。頭の中でモヤモヤしていることを、すべて紙やノートに書き出しましょう。
ジャンル分けをしない: 仕事、家事、やりたいこと、買いたいもの、返信が必要なメールなど、大小すべてを一つのリストに書き出します。
「心のざわつき」も書き出す: 「年賀状のことを考えると気が重い」「あの人にまだ連絡していない」といった、タスクではないけれど心を占めている不安も一緒に書き出します。
ポイント: 頭の外に出すだけで、脳の負担が減り、「やらなければならないことの全体像」が客観的に把握できるようになります。
レシピ2:『やらなくていいこと』を大胆に手放す
リストが完成したら、次に「やらないことを決める」のが最も重要です。完璧主義を手放し、エネルギーを温存しましょう。
「今すぐやらない」リストを作る: リストの中で、「今年中じゃなくてもいい」「やっても大して人生が変わらない」タスクに線を引きます。これらを「2026年以降に検討するリスト」に移しましょう。
『60%主義』の導入: 完璧な掃除や準備を目指すのではなく、「今年は60%できれば十分」と許容ラインを下げます。例えば、「年賀状は今年は挨拶メールにする」「大掃除は気になるところだけにする」など、代案を考えます。
「他人の問題」を切り離す: 誰かから頼まれたけれど、あなたが無理してやる必要のないタスクは、優しく手放す勇気を持ちましょう(11月25日の「優しい断り方」を参考に)。
レシピ3:『最初の1時間』を確保する
整理後のリストの中で、「本当に大切なこと」や「小さな一歩」に焦点を絞ります。
最優先のタスクを3つ選ぶ: 今週、これだけは終わらせたい、という最優先のタスクを3つだけ選びます。
『最初の1時間』ルール: 毎日、仕事や家事を始める前の最初の1時間を、この最優先タスク、または自己投資(心の休息、運動など)に充てる時間として確保します。朝一番に大切なことを片付けることで、一日を通して焦りを感じにくくなります。
おわりに:あなたの人生は、それでえぇ~よん!
リストを減らすことは、サボることではありません。それは、あなたの限られたエネルギーを、本当に大切にしたいことに注ぐための賢い選択です。
穏やかな心で、12月をスタートさせましょう。
あなたの人生は、それでえぇ~よん!
年末の焦りを手放す。『ToDoリスト』の心のデトックス術
ひかりの羅針盤
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