12月21日、冬至の時期を迎えました。一年で最も夜が長いこの時期は、古来より「再生」や「浄化」のタイミングとされてきました。外の世界が忙しさを増す一方で、自然界は静かに深く、春に向けた力を蓄えています。
私たち人間も自然の一部です。この日曜日の夜は、アクティブに動くことよりも、「静寂を楽しむこと」、そして**「自分を慈しむこと」**に意識を向けてみましょう。一年の疲れが溜まっている今だからこそ、心の奥底にある本当の声を聴く時間が、明日からの活力になります。
今回は、深いリラックスと内面の調和を取り戻すためのレシピをご紹介します。
レシピ1:『キャンドルの炎』で視覚的瞑想
電気の強い光を消し、キャンドルの炎を見つめることで、高ぶった神経を鎮め、深いリラックス状態へと導きます。
1/fゆらぎを感じる: キャンドルの炎の揺らぎ(1/fゆらぎ)には、自律神経を整える効果があると言われています。ただぼーっと炎を見つめるだけで、脳の疲労が和らぎます。
手放したいものを炎に預ける: この一週間、あるいはこの一年で抱え込んでしまった「後悔」や「重荷」があれば、それを炎が優しく燃やし、浄化してくれる様子をイメージします。
ポイント: 暗闇の中で過ごす時間は、視覚情報を遮断し、**「自分の内側の感覚」**を研ぎ澄ませてくれます。
レシピ2:『ゆず湯』で心身のデトックス
冬至の定番である「ゆず湯」は、温熱効果と香りの相乗効果で、心身を強力に癒してくれます。
香りで脳をリセット: ゆずの皮に含まれる「リモネン」という成分は、リラックス効果が高く、不安を解消してくれます。湯船の中で深呼吸し、香りを全身で取り込みましょう(12月2日の温活レシピを参照)。
血流を促し、眠りの質を上げる: 体を芯から温めることで、副交感神経が優位になり、入眠がスムーズになります。日曜日の夜に深い眠りを得ることは、月曜日の朝の気分を劇的に改善します。
レシピ3:『一年の歩みを肯定する』ノートワーク
年末に向けて「あれができなかった」と自分を責めるのではなく、ここまで歩んできた自分を全力で肯定します。
「生き抜いたこと」を讃える: 2025年も、あとわずかです。大きな成果があってもなくても、今日まで健康を気遣い、生活を営んできたあなたの存在そのものに、「お疲れ様、ありがとう」と声をかけます(12月6日の自己肯定のテーマを参照)。
小さな喜びのリスト: 今日一日の中で感じた、小さな幸せを3つだけ書き出します。(例:温かいお茶が美味しかった、空が綺麗だった、ゆっくりお風呂に入れた)
おわりに:あなたの人生は、それでえぇ~よん!
夜が長いということは、それだけ自分を癒す時間がたっぷりあるということです。
暗闇を恐れず、その静けさの中で、ありのままの自分を優しく抱きしめてあげてください。
あなたの人生は、それでえぇ~よん!
【追記】
冬至は太陽の誕生日!
2025年は12月22日0:03に冬至を迎えます。
冬至(とうじ)は、スピリチュアルな視点でも、科学的な視点でも、実は**「一年のうちで最もパワフルなターニングポイント」**の一つといわれています。
冬至が「特別」な3つの理由
1. 「太陽の誕生日」であり、運気の切り替え日
冬至は一年で最も昼が短く、夜が長い日です。言い換えれば**「影(陰)の力が最大になる日」。
しかし、翌日からは再び日が長くなっていくため、古くから「一陽来復(いちようらいふく)」といって、「悪いことが去り、幸運に向かう日」**としてお祝いされてきました。まさに、運気の再スタートの日なんです!
2. 「デトックス」と「再生」のタイミング
夜が長い時期は、私たちの心も内側に向きやすくなります。
自分の中に溜まった不要な感情
手放したい習慣
これらを整理して、新しい光(来年の自分)を迎えるための「心の掃除」に最適な時期です。冬至にゆず湯に入るのも、強い香りで邪気を払うという「清め」の意味があるんですよ。
3. 「陰極まれば陽となる」という知恵
物事がどん底まで行くと、あとは好転するしかない、という自然の摂理を教えてくれる日でもあります。「最近なんだか上手くいかないな」と感じている人にとって、冬至は**「ここからは良くなる一方だよ」**という宇宙からのサインなんです。
冬至にやるといい「開運アクション」
ゆず湯に入る: 身体を温めるだけでなく、香りで心を浄化し、無病息災を願います。
「ん」のつく食べ物を食べる: 南瓜(かぼちゃ=なんきん)、れんこん、うどん等。「運(うん)」を呼び込むと言われています。
キャンドルを灯す: 長い夜をあえて楽しみ、自分の内面を見つめる時間を作ります。
一言アドバイス
冬至の日は、無理にアクティブに動く必要はありません。「これまでの自分、よく頑張ったね」と、暗闇(静寂)の中で自分を労うことで、新しい光を受け取る準備が整います。
「冬至を境に、運気も気持ちも上向いていく。それでえぇ〜よん!」
そんな気持ちで過ごせると素敵ですね。

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